高度経済成長期以降、環境保全や公害防止対策に対する社会的要請がことのほか厳しさを増し、さまざまな設備の改善を求められることも多くなりました。
当社では、汚濁水処理問題、緑地化問題等の解決に常に正面から取り組み、地域住民の方々の生活環境を第一に考えた対策を積極的に施しております。
防塵対策
製造工程で発生する粉塵は、粉塵発生源(破砕機、振動フルイ)を建屋に収納し飛散を防止すると共に、集塵機8台をプラント内に配置し、破砕機、振動フルイ、ベルトコンベア等から発生する粉塵を回収しております。
さらに大型のレインガン(散水範囲Φ50m)15基により、裸地からの発塵防止に努めております。
環境緑化対策
採掘する区域の周辺には、一定幅の林を残すとともに、一度に大きく崩さないようにし、切羽面は、最小限と計画しております。
上方より等高線に沿って採掘し、一時的には、他の土木工事と同様に地肌と岩が見えますが、計画されたのり面には、早期緑化と復元のため、緑化草を蒔き、樹木を植えて、緑の空間・造成に努めております。
公害対策
JR中央本線と平面交差している市道を輸送道路として使用してまいりましたが、設備近代化工事の着工と合わせ、構内よりJR中央本線、一級河川の笹子川を跨いで国道20号線に直接接続する源氏橋【橋長100m、幅員9m】を平成6年6月完成させ、ダンプトラックの公害問題とJR中央本線との平面交差問題をクリアしております。